本マンガその他

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「特攻の島」~何のために生きるのか?人の命とはなにか?さまざまなことを考えることができる良書

日本というのは特攻という自爆攻撃を組織として運用した恐るべき国です。イスラム原理主義者など小規模な自爆攻撃というのは聞きますが,国家単位で自爆作戦を行ったのは日本のほかにあるのでしょうか。組織的な命令に基づいて自爆攻撃をするなんて,本当に恥...
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「ディエンビエンフー」~絵柄で読み始めたら大変,人の首がポンポン飛んでいくぶっ飛びバトル恋愛マンガだった

ディエンビエンフーはベトナム戦争をベースにしたバトル+恋愛マンガです。可愛い絵柄とスプラッターな描写のギャップとがいい味を出しています。
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「満月エンドロール」~わずか数秒の走馬灯を描ききった名作

(ネタバレあり注意)広島出身の方ということもあり,私は野村宗弘さんの作品が好きで,その中でも「満月エンドロール」が一番好きです。この作品は50半ばの人生にくたびれきった警備員のおじさんが,死ぬ直前の数秒間に見た走馬灯の様子を描いたものです。...
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「漫画ルポ 中年童貞」~救いようがないとはまさにこのことだが人ごととも思えない,なんだこれは

本当に絶望的な気分になる作品です。いや,いくつか救いになるケースはあるんですけどね,でも読んでいると痛々しくてたまらない。なぜそのような気持ちになるかというと,自分も彼ら中年童貞とたいして変わらないからだと思います。読んでいて重なるというか...
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「天災から日本史を読みなおす」~これをみんなが読んでれば少なくとも津波で死ぬ人はいなくなるはず

著名な歴史家,磯田道史が書いた過去の災害をひもとき,今後の防災を考える本です。本書を読めば今後の災害についてもある程度備えることができること請け合いです。
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「落語で辿る江戸・東京三十六席」は落語由来の江戸ガイドブック

この本は36の古典落語の中からその噺に出てきた地名などが解説されています。この本を読んで実際の場所を訪ねればより深く落語を楽しむことができるでしょう。
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「アーロン収容所」を読んで適材適所とか自己責任論について考えた

「アーロン収容所」を読みました。著者の会田雄次氏は,ビルマ戦線で終戦を迎え,イギリス軍の捕虜となっており,その時の収容所暮らしの様子をまとめたものがこの本です。イギリス人に対する憎しみに圧倒される普通に交流するだけではなかなか表には出てこな...
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「西洋美術史入門」~流れをサクッと知るためにはよいです

私は絵を見るのが好きなのですが,世界史をちゃんと勉強してないこともあって背景的なものがさっぱりだったんです。ある程度知っておいた方がいいなと思っていたときに,セールで安くなっていた(買った当時の話)ので読んでみました。内容は西洋美術史につい...
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「日本のいちばん長い日」~日本の終戦は綱渡りだったことが改めて分かる良書

昭和20年8月に原爆が落とされてから終戦が決まり玉音放送が流れるまでの間に焦点を合わせ,その間の政治家や軍人の行動を追った作品です。軍は徹底抗戦を唱えていたのになんであんなにあっさり降伏が進んだのか,その裏舞台を探るみたいな感じです。実際の...
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「The 2020 Commission Report on the North Korean Nuclear Attacks Against the United State」~ちょっと長いけど軍オタなら多分読みやすいと思うので読んだらいいよ

「The2020CommissionReportontheNorthKoreanNuclearAttacksAgainsttheUnitedState」という長ったらしいタイトルの本を読みました。和訳すれば「2020年,北朝鮮による合衆国へ...
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「未来の働き方を考えよう」~私にとって前職を辞めた最後の一押しでした

今の日本の働き方は今後も通用すると思いますか?すでにさまざまなところに無理がきておりこのまま通用するとは思えません。しかしそれならどうすれば?この本はそういったこれからの働き方についての道しるべとなってくれる本です。
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「日本軍と日本兵」~私たちのご先祖はやはり私たちのご先祖であった!

日本とは,日本人とはを考える際に極端な例ではありますが日本軍と日本兵を題材にするとその特徴が際立ってくるのではないでしょうか。事実,日本軍と日本兵を取り巻いていた悪しき環境で,今でもそれほど変わっていないところが多々あります。本書はそれらを考えることができる良書です。
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「それでも,日本人は『戦争』を選んだ」~安易に歴史に学ぶと落とし穴に落ちる

加藤陽子氏の「それでも,日本人は『戦争』を選んだ」を読みました。本書は日清戦争から太平洋戦争までの流れが書かれたものです。中高生に向けられた講義形式なので読みやすいです。「歴史に学べ」も実は危ない「歴史に学べ」とはよく言われる言葉です。私も...
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「アップデートする仏教」~葬式仏教から本来の仏教へ

日本の仏教ってひどいですよね。葬式仏教屋という職業に特化しすぎじゃないでしょうか?しかもその葬式ですら,訳の分からないお経を唱えて,訳の分からない戒名をつけて,説得力のない法話をしてハイ終わりなので有り難くもなんともありません。葬式しかしな...
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「広く弱くつながって生きる」~これからの生き方を考える

佐々木俊尚氏の「広く弱くつながって生きる」を読みました。広く弱くつながって生きる(幻冬舎新書)postedwithヨメレバ佐々木俊尚幻冬舎2018-03-29AmazonKindle楽天ブックス7net紀伊國屋書店崩れつつある今のシステム今...
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「ほぼ100円飯 家にある材料でソッコー作れる最高に楽しい節約レシピ」は本当にソッコーで作れて美味しいものぐさ者には最高のレシピ本

先月約1か月ほど兼業主夫をする機会がありました。楽に作れてかつ美味しそうなレシピはないかなあとネットを探していると,リュウジさんというひとのTwitterアカウントが目にとまりました。リュウジ@料理のおにいさん(@ore825)さん|Twi...
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「考えるヒント」~良書はいつ読んでも新鮮

小林秀雄氏の本は初めて読んだんですが,60年前の作品なのにすごく新鮮に感じました。今でも通用するどころか,今の人たちの多くが気付いていないことを,今から約60年前にすでに鋭く指摘してます。圧倒された文章の一部を紹介すると「人工頭脳」と聞くと...
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「『当事者』の時代」はSNSとともに生きている私たちにとっての必読書

日本のメディア空間について書かれた本です。ヒステリックな言論が日本にはびこっているのがなぜなのかを解き明かすことができる良書です。SNSなどの普及が進み,私たちみんながメディアに関わっている今,本書は必読です。
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「効率化オタクが実践する光速パソコン仕事術」で仕事が超絶早くなる

「効率化オタクが実践する光速パソコン仕事術」という本を読みました。私も「面倒くさがり」で作業をいかに「ラクにできるか」「仕事をどうやったら早く終わらせられるか」を考えるのが好きです。というわけでこの本も目次を見て,「おお,知らないテクがけっ...
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「見仏記」を読んだ~仏像好きもそうじゃない人も読めばきっと仏像を見たくなる,はず。

仏像はいいですよ。歴史的・美術的背景も面白いですが,仏像そのものの魅力もいいです。いいものはいいんです。目が釘付けになって離れられなくなります。「見仏記」はそんな魅力的な仏像を紹介するガイドブックです。
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「今日,ホームレスになった」~・・・なんだかいろいろと考えさせられた

「今日,ホームレスになった」というなかなかセンセーショナルなタイトルの本を読みました。普通に暮らしていた15人の人がホームレスになったきっかけを追った本です。私も鉄板地方公務員をやめて自営業者なので人ごとではありません。今日、ホームレスにな...
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「空気の研究」~何度読んでも面白い名著中の名著

「空気の研究」は日本人なら誰もが読むべき名著中の名著です。日本のあらゆる問題はここに原因を求めることもできるのではないでしょうか。この本を読んで空気の拘束から抜け出しましょう。
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「日本の路地を旅する」~部落差別は解消されつつあるけど未だに根強い部分も

この本は被差別部落出身の筆者が,日本各地の被差別部落を旅するという内容です。差別は解消されつつあるけどしぶといこの本を読んで一番印象的だったのは,地域によってはほとんど差別はなくなっているということ。都市部にこの傾向が強いようです。そのよう...
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「乗ってはいけない航空会社」~飛行機によく乗る人は見ておいて損はない

航空会社が安全かどうかなんてあまり意識したことがなく,事業で飛んでいるんだからそれなりにどこも安全だろうと思っていました。しかし本書を読んで「注意しないといつか殺されてもおかしくないな。」と感じました。特に危ないのはロシア,アジア,アフリカ...
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「山怪」~山は怖い,だからこそ魅力があるのだ

山怪は,不思議な話を通じて山,つまりは自然が恐いものだということを教えてくれる良書です。その一方で魅力的でもあるのです。また筆者の洒落っ気あるコメントが秀逸で思わずクスッと笑ってしまい,ただの不思議話集にとどまらないところが素敵です。。