映画,テレビカテゴリの記事一覧。
映画だけではなく面白かったテレビ番組(ドキュメンタリーが主)を紹介してます。
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氷点下へのダイビング-心癒やす旅路-
BS世界のドキュメンタリーで『氷点下へのダイビング-心癒やす旅路-』という番組を見た。キキ・ボッシュという氷点下の海へ潜るフリーダイバーをテーマにしたものだ。私は泳ぎが得意なほうで、なかでも素潜りが好きだ。かつてはよく夏の海に潜っていたが、...

「未来のミライ」を見たらなぜか地方格差について考えてしまった
「サマーウォーズ」「バケモノの子」などで有名な細田守監督。そんな監督が作った最新作「未来のミライ」,期待せずにはいられません。うーん・・・・・・が,私は複雑な気持ちでいます。この映画はなんなのだろう,すぐには感想が出せそうもない・・・・・・...

『カラフルな魔女の物語~角野栄子85歳の鎌倉暮らし』を見た
角野栄子さんの本は何冊か読んだことがあるのだけど、文体というかリズムがとても好きだ。独自の飄々としたリズムは、癖になる。しばらく目にしていないと、無性に読みたくなる文章なのだ。こういう文章を書く人はどんな人なのか、ずっと興味があった。NHK...

「爆弾処理兵 極限の記録」~草むしりのような爆弾処理にただただ圧倒される
BS世界のドキュメンタリーでやっていた番組。クルド人爆弾処理兵の生き様が描かれているのですが,タイトルのまま本当に極限です。ほぼ丸腰,ナイフとニッパーだけの作業爆弾処理というと重装備でマニピュレーター使って慎重に慎重に作業するってイメージが...

「万引き家族」をみて考えた家族の愛情について
「万引き家族」を見ました。この映画を見て犯罪助長という人はよほど読解力がない人だと思います。スイミーを音読することからやり直した方がいいです。普通に家族とは,愛情とはを考えるいい映画です。

2018年に見た映画で面白かったもの
今年は割と映画を見ることができました。その中で特に面白かったものを再度紹介します。万引き家族貧しくて犯罪に身近な人々の,弱さとか汚さとか優しさとかしぶとさとかがとてもリアルに描かれていて良かったです。カメラを止めるな!話の展開も面白いと思い...

名作「眼下の敵」~見どころは両者に走る緊張感と爆雷シーン
駆逐艦vs潜水艦戦を描いた名作「眼下の敵」の一番のポイントは実物を使った爆雷投下シーンでしょう。これだけで元が取れます。

「ダンガル」は超一流のエンターテイメント,レスリングを知らないあなたも一度は見るべき
「ダンガル」は巨人の星のインド女子レスリング版。ストーリー的にはありきたりなものです。でも見ているうちにどんどん引き込まれていくすごく魅力的な映画です。インド映画見たことない人は特にぜひ。

「盆唄」~避難を余儀なくされた人々のさまざまな思いが描かれた名作
福島原発事故のため避難生活を余儀なくされている双葉町の人々が,盆踊りの復活を通じて一体感を取り戻していく過程を描いたお話。その過程の中で,盆唄とは,自分たちのルーツとは,というところへも話は広がっていきます。移民作中で描かれる富山から福島へ...

戦争の中毒性をあぶりだした映画~アメリカン・スナイパー
この映画はクリス・カイルという実在の名狙撃手を題材としたものです。しかしこの映画で描かれているのは戦争賛美でもなく,かといって単純な戦争批判でもありません。戦争にとりつかれた男の精神が崩壊していくさまが見事に描かれている良作です。

「まぼろしの市街戦」を見て狂気とか自由とか欲について考えた
第一次世界大戦中のフランスのある町で,町から撤退しようとするドイツ軍が町ごと吹き飛ばせるような時限爆弾を仕掛けます。そのため町の人はみんな逃げ出して,残ったのは精神病院の狂人たちのみ。そこへ時限爆弾を処理するためにやってきたイギリス軍の兵士...

「search」~お父さんはノリノリサイバー捜査官
「search」を見てきました。スピーディーな展開やや話の筋が荒いかなという感じもしますが,面白いのは面白いです。話の大部分がパソコンやスマホの画面上でスピーディーに進んでいくという構成は斬新で,そういったところがみどころです。作品中では実...

「ビール・ストリートの恋人たち」~エピソードの盛り込みすぎで消化不良
予告編を見たら面白そうだったので見に行きました。しかし結論としてはガッカリです。ガッカリした理由ストーリーというかテーマがよく分からないです。黒人差別が未だひどい中,健気に生きる若いカップルというのがテーマなのかなあと思うのですが,アクの強...

「ぼけますから、よろしくお願いします。」は老いとか介護とか認知症とかいろんなことを考えることができる傑作
「ぼけますから、よろしくお願いします。」という映画を見ました。新年早々,今年一番の傑作かもと思うほど良かったです。この作品は,信友直子さんというテレビディレクターが自分の両親が老いていく様子を映画にしたものです。特に母親が認知症を患ってから...

「ノモンハン 責任なき戦い」~虫酸が走る内容の証言テープが必聴モノ
「ノモンハン 責任なき戦い」というノモンハン事件を扱ったNHKのドキュメンタリー番組を見ました。一言で言うと「ひどい」に尽きます。いろんな意味で。証言テープの内容が本当にひどい当時の責任者たちの証言テープがこの番組の目玉の一つであるのですが...

「ニューヨーク,ジャクソンハイツへようこそ」を見た・・・人種のるつぼという割にはなんか偏っている気が・・・
予告編で「167の言語が話される人種のるつぼ」というのを見て面白そうだと思いました。上映時間が189分もあるので,そういうさまざまな人々の姿を淡々と撮影していくドキュメンタリー作品なのかと思っていたのですが,意外とそうでもなかったです。LG...

「運び屋」~自由奔放なお爺さんの生き方を見て人生の選択や犠牲について考えた
人生の大半を仕事に邁進して家族を顧みなかったお爺さんが,破産して半ばヤケで麻薬の運び屋になってしまうというお話です。家族が一番!・・・という単純な話とは思えないお爺さんはかなり身勝手です。家族から見捨てられていることからも分かりますし,作中...

「顔たち、ところどころ」~奇妙な芸術家たちの珍道中記
おばあさんの映画監督と若手の芸術家がフランス国内を旅するお話です。若手芸術家はJRという写真家です。写真家といっても普通の写真ではなく,大きく引き延ばしたポートレートなどを建物の壁などに貼り付けるという表現手法で活躍している人です。ばあさん...

「死刑囚の母に問う~和歌山毒物カレー事件20年~」を見た~未だに根強く求められる連帯責任に辟易
7月に録画して見ていなかったNHKのドキュメンタリー番組「死刑囚の母に問う~和歌山毒物カレー事件20年~」を見ました。NHKドキュメンタリー-死刑囚の母に問う~和歌山毒物カレー事件20年~これは1998年に和歌山で発生した無差別殺傷事件で死...

ギルティ~デンマーク警察の110番受理台が舞台の映画だけどいろんな意味でもどかしい
デンマーク警察の110番受理台の電話音声のみを通じてある事件を描いた作品。とても面白そうなのでぜひ見なければ!と思い,勇んで見に行きました。が,なんなんだこれは・・・という感じです。デンマークの警察ってこんななのでしょうか。日本の警察とあま...

「判決,ふたつの希望」~憎悪と理解について考えた
人がお互いを理解し合うということは実に大変なことだと感じました。どんな内容?この映画はキリスト教徒のレバノン人トニーとパレスチナ人のヤーセルとがささいなことからいさかいを起こし,それがどんどんとこじれていくという話です。パレスチナ難民,レバ...

フツーの人々がヒーローになる瞬間を淡々と描いていく~「15時17分,パリ行き」
「15時17分,パリ行き」は実際の事件を実際の人物を用いて描いた映画です。市井に隠れているごく普通の人々がヒーローになる瞬間を淡々とした描写で表現しています。私たちはこのような人たちに支えられて生きているのだと改めて感じました。

「明日に向かって撃て!」~主題歌はいいんだけど・・・
先日NHKの名曲アルバムを見ていたら,「雨にぬれても(RaindropsKeepFallin'OnMyHead)」が流れていて改めていい曲だなと思いました。で,この曲は映画で使われており,その映画を見たことがなかったので見ました。それが「明...

「カメラを止めるな!」~現場の大変さや面白さがよくわかる
最初見たときは,なんだこりゃ????と思いながら見ていたのですが,中盤あたりからだんだんと,本当にどんどん映画の中に引き込まれていき,終わったらとても晴れ晴れしい気持ちになれた映画でした。この映画は予備知識一切なしで見た方が絶対に面白いので...

「荒野にて」~転落する人と踏みとどまる人との境界が何であるかがよく分かる映画
父子家庭でネグレクト気味に暮らす16歳の少年が,父を失ってどんどん転落していくけど最後の最後でなんとか引っかかる話。「火垂るの墓」との類似点と相違点本作を見ていて私は「火垂るの墓」の清太を思い起こしました。親を失いどんどん転落していく様子が...