「ノモンハン 責任なき戦い」というノモンハン事件を扱ったNHKのドキュメンタリー番組を見ました。
ノモンハン事件 - Wikipedia
NHKスペシャル
私たちは本当にこの世界を知っているでしょうか。激変する社会、生きる人々のリアル、そして大自然のスペクタクル。地を這う取材と圧倒的な映像、想像を超えたストーリー体験があなたの生き方をも変えるはずです。
一言で言うと「ひどい」に尽きます。いろんな意味で。
証言テープの内容が本当にひどい
当時の責任者たちの証言テープがこの番組の目玉の一つであるのですが,この内容が実にひどい。
みんな人ごとです。
「辻がやった」「私は知らない」「たまたま紛争になった」とか。
聞いていて吐き気がするほどです。
この人たちはなぜ敗戦の時に自決しなかったのでしょうね。
ノモンハン事件後にも現場の指揮官に責任を取らせる形で自決させているのに。
辻政信が数ミリくらいかわいそうに思ってしまう
辻政信が見事なスケープゴートにされていてちょっとかわいそうです。
冷徹な視点で作戦を立案しなければならない参謀という立場なのに,「ノモンハンでは負けたとは思っていない」などと狂った発言をしている彼は彼で十分ひどいんですが,この事件の責任をすべて負わされるかといえばさすがにそうではないでしょう。
ほんの少しかわいそうに思ってしまいました。
結局彼は頭が切れてなおかつ声がでかくて威勢がいいから,よく意見が通ったのだろうなと感じました。
ロクでもない内容でも声のでかい人の意見が通るっていうのは,今も一緒ですよね。
まとめ
たびたび言っていることではありますが,戦前の組織も今の組織も大して変わってないよなあと思います。
虫酸が走る証言テープは一度聴いてみる価値はあります。
NHKオンデマンドで見られます。
あと宣伝ですがNHKオンデマンドを月単位で契約するのならU-NEXTを中継させた方がいいです。
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