30プリウスのカーナビを中華ナビに変更しました。
ところがしばらく使ってみたところ,致命的な欠点が見つかったのでS8 Ultraを返品しました。
そのいきさつについて書きます。
やたらと圏外に→B19が使えていない
やたらと圏外が多いのです。
人家があるところはだいたい通じるのですが,山間部に入った途端に圏外。
携帯電話は通じます。
SIMカードはどちらともドコモ系なので,片方だけ圏外になるというのはおかしい。
というわけで通信状況を調べてみました。
調べるにあたって下記のアプリを使いました。
使用しているバンドが出てくるというスグレモノです。
これで調べてみたところ,S8 Ultraはバンド19が使えていないことがわかりました。
どうりで山間部ですぐ圏外になるわけだ。
しかしS8 Ultraはバンド19も使えると書いてあったはず・・・
マニュアルにもそう書いてあります。
しかしAmazonの販売ページをのぞいてみると,B19の表記が消えています。
嫌な予感を抱きつつ,カスタマーサービスへ連絡してみました。
カスタマーサービスへ連絡
ATOTOカスタマーサービスとのやり取りはメールです。
向こうからは英語とそれをGoogle翻訳で日本語翻訳したようなカタコトのメールが返ってきます。
こちらから送るメールは日本語だけでも大丈夫ですが,日本語だけだとこちらの意思がうまく伝わっていない感じだったので,英文も添えると意思疎通がうまくいくようになりました。
英文といっても,日本語の内容をGoogle翻訳で英語に翻訳して,おかしいと思う部分を修正するだけなので,それほど難しくはありません。
何度かやり取りがあった後,「ごめんなさい,B19は使えません」という回答がありました。
S8 Ultraにしたのは「B19も使える4Gセルラーモデム内蔵」というのが決め手でしたから,B19が使えないセルラーモデムなんて必要ありません。これについては失望です。
相手方から「返品する?」と聞いてきました。
しかし購入から何週間も経っていましたし,外箱など捨ててしまった付属品もあるので,「箱とかないけど大丈夫?」と聞いてみたところ,「今あるものだけでいいよ。」とのこと。
これは不幸中の幸いです。
返品はカスタマーサービスから指定される国内の住所へ送る形になります。
住所だけを見るとなんだか怪しげなので,「本当に大丈夫?送った後で『やっぱダメです。』とかなしよ。」と念を押してから発送。
その後,無事返金されました。
このように製品はちょっとアレではありましたが,カスタマーサービスの対応はとても丁寧で好感が持てます。
国内のサービスでよくある,「貴重なご意見ありがとうございました」「仕様です」などといった木で鼻をくくったような対応よりはだいぶマシです。
少なくとも一生懸命対応してくれているなあという印象は受けました。
先日非常に不愉快な思いをしたソフトバンク光などと比べるとまさに雲泥の差で,技術力や製品はおろか,こういう顧客へのサービス,向き合い方まで中国に負けたら日本には何が残るのだろうと暗澹たる思いになるのでした。
まとめ
そんな感じで,S8 Ultraは製品としては残念でしたが,返品の経過では逆に感心する始末で,中国スゲーと思いました。
つまりATOTO自体は嫌いにならなかったので,S8 Ultraの代わりにS8 Proを購入することにしました。(つづく)
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