「博士の異常な愛情」は何度見ても面白い

狂気系

スタンリー・キューブリック監督が好きで,彼の作品はよく見ているのですがその中でも「博士の異常な愛情 また私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(Dr.Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb)」が好きです。

もしも核兵器の使用許可権限のある人が発狂したらどうなるか,について描いたブラックコメディ。

ロクな結末ではないのだけど思わずニヤッとしてしまう

最終的に核戦争になるので全然救いはないんですが,随所に笑いが込められているので暗い気持ちにはなりません。

ストレンジラブ博士,イギリス高官将校,米大統領,B-52機長,空軍高官などけっこうステロタイプな描かれ方がされていますが,それらがうまい具合にデフォルメされており非常に個性的になっています。

音楽の使い方が最高

印象的なのは冒頭の穏やかな音楽が流れる中B-52が空中給油を受けているシーンと,ラストの核兵器が爆発とともに,ヴェラ・リンの「また会いましょう(We’ll Meet Again)」が流れるシーンです。

冒頭シーンは悠々と飛ぶ爆撃機が母親からおっぱいをもらって満足している赤ん坊のように見え,とても核兵器を抱いていつでも核攻撃ができるように警戒飛行をしているような緊張感はありません。

終わりは終わりで核戦争による人類滅亡が示唆される中,「また会いましょう」という皮肉な曲が流れそれが映像に見事にまたマッチしています。

この両シーンを見るだけでも,毎回いいなあと思います。

キューブリック監督は音楽の使い方がバツグンにうまいですよね。

B-52がいい

あと,リアルです。
B-52の飛行シーンはさすがに古さを感じますが,機内での操縦や操作は本物っぽさを感じます。
この辺もさすがキューブリック,と感じさせるこだわりと精緻さです。

機会があればぜひ。

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