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名作「眼下の敵」~見どころは両者に走る緊張感と爆雷シーン

1957年作の古典的名作を見てみました。
米駆逐艦と独Uボートとの一騎打ちを描いた作品です。

イマイチなところ

ダメな点を先に挙げておくと,両者ともに生き残るとかないですよね。
お互い死力を尽くして戦ったんだからどっちかが死んでも,それはそれでいいんじゃないかなと思うんですが。
殺したくない気持ちはわかりますけど,ちょっとリアリティがなさすぎかなと。

あとアメリカ作の映画であるためか米駆逐艦艦長が出木杉,というかいい男にしすぎです。
その割にはやっていることは汚いんですけどね。
Uボートが5分猶予をくれたのをいいことにそのスキに自爆攻撃を仕掛けるのはどうかと思います。

それから爆発シーンなどはミニチュアで撮影しているのですが,今の眼で見るとやはりショボさは否めない。

あと細かいところでは,ドイツ人はドイツ語をしゃべって欲しかった。

イマイチなところはあるけれどそれ以上に面白い

そんな欠点も気にはなりますが,それらを差し引いても面白いのです。

なんといってもこの映画は,一騎打ちの駆け引きこそがその面白さなのであります。
お互いがお互いの心理を読み合う場面は緊張が走ります。

また,この映画は米海軍が協力しており,駆逐艦は実物が使われています。
そのため駆逐艦シーンは臨場感があり,映画中でも何度か用いられる駆逐艦後方へ航跡が走るシーンはいいですね。

また,爆雷シーンも本当に爆破させているそうでその迫力はすさまじく,現代の眼で見ても全く見劣りはしません。
逆にそのすごさのせいでショボいシーンが目立ってしまうのかも。

眼下の敵を見るには

VODを探してみましたが,ないですね。
私はたまたまBSで放送していたのを見たのですが,レンタルするか買うしかないみたいです。

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