PR

バスとAMラジオ

学生のころ,バスで通学していた時期がありました。
バス通学で思い出すのはラジオです。
最初から聞きたくて聞いてたわけではないのですが,車内でラジオが流れているとついつい聞いてしまうのです。
それが毎日になるとだんだんと習慣化してくるというか聞かないと気になるというか。

帰宅時によく聞いた「小沢昭一の小沢昭一的こころ」

例えばバスの中でラジオを聞かなかったら,私は一生小沢昭一さんを知ることはなかったでしょう。
帰りのバスの中でかの有名な「小沢昭一の小沢昭一的こころ」を聞いて,「なんか面白いことしゃべるおっさんがいるなあ」と初めて認識して著作を読んだりするようになりました。

小沢昭一の小沢昭一的こころ - Wikipedia

今上記Wikiを見たら逝去間際の最近までやってたんですね。本当にすごい。
またYouTubeなどに過去のものがアップされてますね。

今この文章書きながら聞いているのですが,あのお囃子といい軽快な語り口調といい,今聞いても懐かしいし相変わらず面白い。
先ほどのWikiでこの番組について「本当の現代の落語」と書かれていましたが,今聞いて確かにそのとおりだと思いました。
私が落語好きなのはこういう番組を聴いたりしていたのが素地にあるのかも。

いつの間にかなくなっていた

このように普段の自分の生活圏内では出会ってなかっただろう物事に出会えたのはバスラジオのおかげだと思います。
でもふと気が付くといつの間にかなくなってしまっていました。
理由は「うるさいという苦情がある」だからそうで。なんだかなあと思います。

特集 | 中国新聞デジタル
中国新聞デジタルは中国新聞社が運営するサービスです。全国の最新記事はもちろん、広島を中心とした中国地方の政治や経済、社会のニュース、さらにはカープやサンフレッチェの最新情報がもりだくさんです。

上記記事によると復活して欲しいという声も多いとのことで,私もそう思います。
40代以上で復活希望の声があるのは,私のように過去の経験があるからだろうなあと思うのですが,30代以下でも意外と多いのにびっくり。
その理由は多少の雑音があった方が緊張感がほぐれるというもの。なるほど。
確かに今の車内は一切の物音を立てるのが憚られるような空間で,子供が泣いたりするとかなり目立つのは確か。
ラジオでも流して少々雑音があってもOKですよという雰囲気を醸し出すのは,小さな子供と一緒に乗る人などにとってもよいのかもしれませんね。

復活の動きは少しあるみたい

上記記事を受けて,一部復活したみたいです。

特集 | 中国新聞デジタル
中国新聞デジタルは中国新聞社が運営するサービスです。全国の最新記事はもちろん、広島を中心とした中国地方の政治や経済、社会のニュース、さらにはカープやサンフレッチェの最新情報がもりだくさんです。

このまま全面復活すればいいのにと思うのですが,一方で今の世の中ではいろいろと難しそうな感じもしますね。
例えば選局一つ取ってもRCC(広島の民放ラジオ局)ばかりひいきにするなとか言う人がいそう。

そういえば私が聞いていたころは,ほぼほぼRCCだったのですがたまにNHK派の運転士もいました。
乗った瞬間は,「うわ,NHKかよ」と思うのですが,聞いてみたら意外と面白い番組を見つけたり。
またごくまれにNHK第二の時もありました。さすがにこの時ばかりは楽しみは見いだせなかったです。
なんとか語講座ではさすがに楽しみは見いだせなかったです。

まとめ

バスラジオの真髄は,自分だけでは決して選択しないものの中から偶然自分に合う新しいものが見つかる意外性ですよ。
学生には特に大切だと思います。
復活して欲しいなあ。

コメント