日本酒の甘辛ってなかなか判断が難しいです。
日本酒のラベルに書いてある日本酒度や酸度,アミノ酸度などが参考になることもあります。
これらの数字の意味を知らないと,ラベルを見ても何のこと?としか思わないでしょうが,自分好みの酒を選ぶ際の参考にはなるので知っておいた方がいいです。
日本酒度
水の比重を0とした場合の日本酒の比重を表したものです。
プラマイ6くらいの範囲に収まることが多いですが,中には2ケタになるものもあります。
糖分などのエキス分が多いと重くなるのでマイナスを示します。
逆にそれらが少ないと軽くなりプラスを示します。
つまり辛口はプラスで甘口はマイナスということになるのですが,最初にも言ったように日本酒の甘辛はけっこう微妙で個人差もあるため,この数値はあくまで参考にした方がよいです。
酸度
酸量を表す数値で1.0~2.0くらいの範囲のことが多いです。
数値が高いと酸味が強く,甘味がマスキングされるので辛く感じられます。
数値が低いとその逆で甘く感じられることが多いです。
アミノ酸度
アミノ酸量を表す数値で1.0~1.5くらいの範囲のことが多いです。
アミノ酸は旨味を感じさせるので,数値が高いと濃醇に,低いと淡麗に感じられます。
ただしアミノ酸度が高すぎると雑味が混じって味わいが鈍くなることもあるそうです。
甘辛とは
日本酒の甘辛判断が難しい理由はいくつかあります。
まず日本酒は甘味をまったく含まないものがありません。
ですから甘味がより少ないものが辛口ということで,辛口でも多少は甘味を含むのが判断を迷わせるところです。
また,どんな日本酒でも飲み始めは米由来の甘味を感じさせ,余韻になるにつれてアルコール由来の刺激が辛味として感じられるのも判断が難しいところの一つです。
さらにいわゆるフルーティーな香りといわれる吟醸香は,その香りで味覚的にも甘味をより強く感じさせてしまうこともありますし,旨味が強いものも甘いと感じさせることが多いです。
なのでなかなか数値だけで甘辛は分かりづらくもどかしくもありますが,逆にいえばそれが日本酒の面白いところかなあとも思います。
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