今回は自分が好きな博物館について書きます。
琵琶湖博物館は琵琶湖に特化した博物館で常設展示の一つとして水族展示室があります。
水族展示室というと小さな部屋だけみたいなイメージを持つかもしれませんがそうではありません。
水族展示室だけでも独立した水族館になるくらいの展示量です。
このほかに常設A,B,C展示室があるほか,企画展示もあります。
ですから,すべての展示を見ようと思うとかなり時間がかかります。
実は私は数年前にもここを訪れたのですが,その時は2時間くらいしか時間がなく駆け足でロクに展示が見られなかったのです。
ぜひもう一度ゆっくりと見てみたいと思って今回訪問しました。
富江家住宅
今回は最初っからじっくり見ます。
まず印象的だったのが富江家住宅です。
建物の中に昭和40年ころ実在した民家を復元しています。
琵琶湖周辺の特性を活かした作りになっていて興味深いです。
風呂に感動
例えばフロ。
このタルが風呂なんですが,一見して「??」ですよね。
これは樽の中1/4くらいだけ水を入れてお湯を沸かして入る蒸し風呂なんですね。
樽の中にすっぽり人が入ります。
琵琶湖周辺は燃料に限りがあるため,燃料節約のためこのような風呂が多かったのだそうです。
さらにヒナタミズを使って極限まで燃料は節約します。
それくらい燃料が貴重だったということでしょう。
蒸し風呂というのは話には聞いたことはありましたが実際に見るのは初めてだったので感動しました。
カワヤ(厠ではない)
琵琶湖周辺の民家にあるスーパーエコシステムが川屋です。
竹筒から井戸水が流れてくるのですが,最初の区画と次の区画では用途が違います。
一番竹筒に近いところが「上流し」といって食器洗いなどに使っていた水,その次の区画が「下流し」といって野菜の二度目の洗いに使います。
さらにその下は川へつながっており,鯉が飼われています。
洗った食べかすなどが鯉のえさになり,鯉は行事の時のごちそうになるのだそうです。
うーん,よく考えられているなあと感じました。
琵琶湖について
次に面白かったのが琵琶湖についての基礎知識。
琵琶湖の由来から水深の変化,最深地点・・・
平均水深は40mもあり,最大水深に至っては104mもあるそうです。
そんなに深いとは知らなかった。
また,
この展示を見て,「支笏湖って何者・・・?」と新たな好奇心が芽生えました。
今度は支笏湖に行こう。
このほかにも,内湖のことや治水についてなど興味深い内容がたくさん。
水族展示
そして,水族展示です。
琵琶湖特化です。
世界の魚介類もいますが,琵琶湖がらみのみです。
ロシアの湖やアフリカの湖などそれはそれで面白いです。
琵琶湖といえば,ビワコオオナマズやホンモロコです。
が,地味な淡水魚。写真に撮るとショボいです。
でも解説を見ながら見るととても面白い生態を持っていたり,人間との関わりがあったりするので,ぜひ実際に見てみてください。
まとめ
今回訪問して改めて「すげぇ・・・」と感じました。
琵琶湖のことがよく分かり琵琶湖ファンになりました。
あとレストランにあるビワマス,ブラックバスを使った「湖の幸の天丼」もいいです。
ブラックバス美味い。
ぜひ行きましょう。
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