映画やテレビ

映画テレビその他

「バーフバリ 王の凱旋」はインド版歌舞伎だった

インドの映画は最近になって見始めたのですが,最近見た映画がどれも素晴らしく面白かったので,今度はインド映画史上歴代最高興行収入を誇るという「バーフバリ」を見てみました。 で,その感想なのですがちょっと脂っこすぎでした。胸やけしそう。アクショ...
寄り添う映画

「希望の灯り」~フォークリフト万歳

いい映画でした。すべてにおいて完成度が高い。話としてはコミュ障な青年が少しずつ成長していくものです。青年の周りもみんな問題を抱えているけれど,少しずつ前に進んでいっている。地味ですがいい話です。 映像と音楽 この作品で特にインパクトが大きい...
映画テレビその他

「バシュランギおじさんと,小さな迷子」~ストーリーはありきたりだけどすさまじいエネルギーで引きずり込まれ最後には感動するすごい映画

「バシュランギおじさんと,小さな迷子」を見ました。信心深いヒンドゥー教徒のインド人青年が,迷子になったパキスタン人少女を家まで送り返すという物語。パキスタン少女は生まれつきしゃべることができず,それを治す願掛けをするためにインドへ行った帰り...
溶ける系

「心と体と」~一見したところおっさんと若い女の平凡なお話なのだけど…

おっさんと若い女のラブストーリーです。そう言ってしまえば身も蓋もなく,私も見た直後は「ふーん」くらいにしか思いませんでした。 ジワジワとよい映画 しかしなぜか心に残る映画で,時間が経つにつれてジワジワときます。若い女(マーリア)役のアレクサ...
映画テレビその他

「洗骨」を見て宗教的儀式について考えた

人が亡くなったら4年後にその骨を洗って清めるという風習を通じて家族のあり方を描いた作品です。家族が亡くなってある程度気持ちに区切りがついた4年後にもう一度故人と対面するこの洗骨という風習は沖縄でも廃れつつあるものなのだそうです。 この映画で...
狂気系

「博士の異常な愛情」は何度見ても面白い

スタンリー・キューブリック監督が好きで,彼の作品はよく見ているのですがその中でも「博士の異常な愛情 また私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(Dr.Strangelove or: How I Learned to St...
映画テレビその他

総統閣下シリーズの元ネタで有名だけど映画自体も面白い~「ヒトラー~最期の12日間~」

かの総統閣下シリーズで有名になった映画です。 私も映画より総統閣下シリーズの方を先に知ったクチです。 で,ヒトラー役のブルーノ・ガンツの熱演を見ているうちに元々の作品はどうだったんだろうと興味がわいて見てみました。 実際の映画はどう? 実際...
溶ける系

カティーサークが飲みたくなる映画「グリーンブック」

孤独なアフリカ系アメリカ人ピアニストのドン・シャーリーとがさつなイタリア系アメリカ人トニー・ヴァレロンガが旅を続けるうちに次第に打ち解けていくというよくあるお話です。 マハーシャラ・アリ氏がよい ベタですが,よい映画です。なにがよいのでしょ...
映画テレビその他

「女は二度決断する」は被害者遺族の心境などを考えることのできる良作

この映画は単なる復讐劇のようですがそうではなく,被害者遺族の心境とか司法とはなどといったことを考えることのできるよい作品です。
狂気系

「地獄の黙示録 特別完全版」~観客も含めた全員が狂ってるってことをあぶり出してくれるのがこの映画の真価と見た

「地獄の黙示録」はだいぶ昔に見たことがあるのですが,時間も経っていますし完全版は見たことがなかったので見ました。 テーマは偽善と狂気? 昔見たときには,この映画のテーマは偽善と狂気だと思っていました。アメリカ人による様々な狂気や偽善を並べて...
映画テレビその他

「華氏119」を見て重要インフラの自由化を進めすぎたらやばいということがよく分かった

「華氏119」という映画を見ました。 マイケル・ムーア監督の作品は初めてです。渦巻く怒りが映画の中から湧き出してくるようで圧倒されました。 こういうエネルギー渦巻く映画をどこかで見たことがあると思って考えてみたら,「ゆきゆきて,神軍」でした...