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「search」~お父さんはノリノリサイバー捜査官

「search」を見てきました。

スピーディーな展開

やや話の筋が荒いかなという感じもしますが,面白いのは面白いです。
話の大部分がパソコンやスマホの画面上でスピーディーに進んでいくという構成は斬新で,そういったところがみどころです。

作品中では実際の捜査でもやるようなことが駆使されていますし,中には「へー,こんなこと出来るんだ」っていうこともあって勉強になります。

ただ,インターネットとかSNSとかを普段使っていない人が見たら訳が分からないと思います。
実際私がこの映画を見たときも,途中で数人の高齢者が去って行きました。
さもありなん。

ノリノリ捜査官

それにしても主人公であるお父さんのノリノリ捜査官っぷりがすごいです。
この映画ではそれが功を奏していますが,私のかつて接した事件関係者の中にも,時折こういったノリノリ捜査官な人がいました。
非常に迷惑でした。

この映画のように生命がかかっている事案なら仕方ない面もありますが,そうじゃないような事案でこのような関係者の暴走があると,捜査員としては自分のペースを大いに乱されるばっかりです。

ノリノリ捜査官本人は自分の事件しかありませんが,本物の捜査員は事件をいくつも持っていて,それぞれでスケジュールを組んでいるのでそればっかりやるって訳にはいかない,というのが齟齬の大きな理由です。

細かいところは気になるけれども

あと細かいことですが,実際のアメリカ警察って本当に事件関係者と情報共有してるんですかね。
防カメデータのシェアとか日本では有り得ないのですが。

あと死体を見つけてもないのに死亡認定とかも有り得ない。
映画を見ながら「え?いつ死体が上がったの???」となってしまいました。
まあこれはストーリーの進行上仕方がなく,作品のアラの一つなのかも。

しかし斬新な映画ではあり,そのスピード感は吸い込まれるような魅力がありますから,SNSに抵抗のない人は一度は見てみたらいいと思います。

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