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警察の一般当直とは~けっこうハードです

警察の具体的な仕事

警察官も三交替以外の多くの人が日勤で普通の公務員みたく働いています。
大きく違うのは割と頻繁に当直勤務が入ることです。これがけっこうきついです。
この当直勤務,刑事当直ではなく一般当直について書きます。
刑事当直についてはこちらから。

当直の頻度

大規模署だと月に3回前後でした。

中規模署は6日または8日周期でした。
7日周期がないのは7日周期にすると当直に当たる曜日が固定されてしまうからです。
延々土曜日が当直とか嫌すぎる・・・

小規模署だと5日周期のところもありました。

しかも中小規模署は休日は24時間(大規模署は日直(日中)と宿直(夜間)で分かれる)なので長い。

当直の仕事

聞いた話では,本来の当直勤務って電話番と庁舎警備のみの軽作業らしく,警察の当直もそういう基準で定められているらしいです。
普通の公務員ならそうなのかもしれませんが,警察の当直はかなりハードで実際はなんでもやらないといけないです。
電話・来訪者対応(警察安全相談など),無線対応,現場への指令,現場と本部との中継・調整,場合によっては事件処理・・・

私は中でも電話・来訪者対応が嫌いでした。
真夜中にわざわざ署へ電話をかけてきたり署までわざわざくる人って,本当に急を要する人はそれほど多くなく,アレな人が多いです。
だって緊急性があるものは110番しますからね。

そんな人たちの多くは自己中心的という属性も兼ねそろえていますから要求が多い。
訳の分からない相談をしてきて今すぐ捜査しろ,警察は何もしないのか!とか激高するなんてザラです。
もちろん緊急性があるものは対応しなくてはなりませんが,当直体制という限られた人数しかいないときは全部が全部すぐに対応できるわけではありません。
もうね,下記の心境で対応するしかないですよ。

目の前の人は人の姿をしているけれどちょっと前までザリガニザリガニ・・・と念じるしかない。

参考記事

当直明けがしんどい

当直だと翌朝8時30分に任務解除になるのですが,三交替と違って当直をしても非番で休みにはなりません。
土日に当直に当たっても,休日が減るだけで特に代休はありません。

仮眠時間は三交替と一緒で,前夜後夜に分かれて休みます。
上手くいけば4時間くらい寝られますがその程度です。

仮眠時間については下記記事の仮眠時間を参照

しかもだいたい警察署って安普請な上に幹線道路や線路の近くにあることが多く,うるさいことこの上ないので余計に寝られないです。
そんなですから明けの日はしんどく,できるだけ昼過ぎくらいから年休を取って帰るようにしてました。
ホントは朝から年休取って帰りたいけど誰もやってないのでできない小心者なのでした。

それでも昼過ぎに帰れれば御の字で,課長などの上司が壊れた,ブラックな人だったりすると帰れないですし,帰る間際に突発事案が発生して帰るタイミングを失うこともよくありました。

特に小規模署なんかは人が少ないこともあり帰れないことの方が多いそうです。
しかもそういう署って当直は5日周期なので,

  • 日勤  当,日,日,日,日,当・・・(+日勤日の夜に呼出し)
  • 三交替 当,非,公,当,非,公・・・

と日勤をするのが本当にバカらしくなる有様です。

ただ,最近伝え聞いたところによると,非番日は昼に帰るのが基本になったようです。
少しは進化したようでよいことですね!

まとめ~当直手当はもちろんあるんだけど・・・

もちろん当直手当は出ています。
金もらえるんだからいいでしょうって言う人がいるんですが,正直この金額でこの内容をこなさないといけないんですか?っていう金額です。
当直についている時間分,コンビニでバイトした方がマシじゃねえかっていう程度のものですから。
体壊しそうな目に遭って数千円もらうくらいなら,体壊さない方がいいです。
金はいらないから当直しないっていう選択肢があるのなら喜んで選択していたとキッパリ言えるくらいになかなか嫌な勤務でした。

参考記事

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