「カメラを止めるな!」~現場の大変さや面白さがよくわかる

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最初見たときは,なんだこりゃ????と思いながら見ていたのですが,中盤あたりからだんだんと,本当にどんどん映画の中に引き込まれていき,終わったらとても晴れ晴れしい気持ちになれた映画でした。

この映画は予備知識一切なしで見た方が絶対に面白いので,以下の文章はこれから映画を見ようと思っている人は見ないほうがいいです。

現場の大変さがよく分かる

やっぱり現場は大変です。
離れた場所から見てると「大過なく」かもしれませんけど,現場ではやっぱりいろんなトラブルが発生しますし,それに対して現場の人が必死で火消しをしてるんです。
それでなんとか収まってるから「大過ない」だけで,板子一枚下は地獄というギリギリの状況であることは少なくありません。

この映画ではドラマ撮影を通じてそういった現場を描いていますが,現場で待ったなしの仕事をしているところはどこでも似たようなものなのではないでしょうか。
「大過なく」現場を続けるのがどれだけ大変か。
でもそういうのってあまり評価されません。だって目立たないですからね。
突出した何らかの実績が上がってるわけじゃなくて,トラブルのない予定調和的な流れが続いているだけ。

現場の一体感

そんな現場を支えていくモチベーションは個々のプロ意識しかありません。
この映画でも,監督を始めとしてそれぞれがそれぞれの職分を全うしながら,他の人をカバーしあっていくことで現場の一体感が生まれていきます。

最初はみんなよそよそしく,本番が近づいてもそれらはなかなか解消されませんが,現場が走り始めるとそんなことは言っていられません。
作中でもあるように「勝手に体が動く」ようになってお互いをカバーしていくようになります。

そうして生まれたラストシーンの一体感,いいですね。
人気俳優も裏方も関係なくみんな笑顔。
監督もその娘もわだかまりが少しは消えてのか,まだちょっとぎこちないけどいい笑顔です!

この一体感が現場仕事をする人の醍醐味でしょうね。
現場で仕事をしているからといって,必ずしもこういった一体感が生まれるわけではありません。
いや,むしろ少ないでしょう。

だからこそ,これを生み出せた現場というのは強いですし,とてもよい経験となります。
私の前職を振り返って,今でも交流のある人というのはそういう現場を共に紡いでこれた人たちです。
そういう経験を共有できた人たちというのは,ずっと大事にしないといけないと改めて感じました。

うらやましい!

そういった意味でこういう映画を見ると,そういう現場をうらやましく思い,警察を辞めてしまったことをちょっと後悔するのであります。
今の環境に不満があるわけじゃないんですけど,今は完全に一人親方状態なので,こういった現場の一体感には無縁なんですよね。

そんな感じで,話題になっているだけのことはあります。
私は傑作だと思います。

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