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警察無線について,中の人になって気付いたこと

その他

私は無線が趣味の一つです。
警察無線と言えば業務無線の中でも王様的存在であります。

警察無線聞き放題なのになんで辞めた?

仕事中はずっとその警察無線を聞いていられるのに,なんで辞めたのかと思われるかもしれませんが,実際に中の人になって聞いてみると,これが全然面白くないのです。
なぜなら自分たちが対処しなければならない指令が飛んでくるからです。

イヤホンやスピーカーから「××本部から××~」と自分の所属が呼ばれるとまず身構えます。「ピーポーピーポー」と注意喚起音がしたりすると,「キター」ですよ。
特に終業間際や交代間際に「ピーポー」などが来るとため息しか出ません。
「今から何時間コースかなあ,眠い・・・」などとため息をつきながら現場へ行っていました。
不謹慎ですが指令が職種外のこと(刑事の場合だと交通事案など自分が行かなくていい事案)だと本当にほっとしてました。

無線が恐怖になった時期も

勤務中にこういう緊張と緩和が絶え間なく続くと,しまいには無線の音が恐怖になってしまったこともありました。

私が巡査で初めて初捜係になった時,徹夜をすると非番日に幻聴が聞こえることがありました。
もうイヤホンをつけていないはずの耳から「ピーポーピーポー」とかゴニョゴニョ無線がしゃべっているような音が聞こえ始めるんですよ。
この現象はしばらく続いていましたが,その後仕事に慣れたせいかいつの間にか聞こえなくなりました。

でもこれ以降,それまで趣味だった無線をあまりやらなくなりましたね,そういえば。
本格的に再開したのは辞めてからです。

不謹慎だけど業務無線は他人事だから面白い

言い方は悪いのですが,業務無線というのは他人事だから面白いんですね。
その証拠に休憩中や出張中なんかに他県の無線や高速系なんかを聞いたりすることがあったんですが,それは面白いのです。
「県によってしゃべり方や隠語が全然違うなー」などと。
そう考えると無線受信なんてほんとロクでもない趣味ではありすが,なぜか止めることができません。

コメント

  1. 保全主任 より:

    保守におりました
    外勤さんの現場に行くことは有りませんが中継所の故障では緊急走行で行くわけでハラハラ。

    • 山根 厚介 山根 厚介 より:

      コメントありがとうございます。
      中継所は道が狭いところが多くて大変ですよね。

      繁華街の交番にいたとき、定期的に通信の方が研修にきていました。
      交番内のLANケーブルなどを直してもらったりした思い出が懐かしき。