AR-DV1で復調できるデジタル無線まとめ(18/6/6修正)

AR-DV1

AR-DV1で復調できるデジタル無線について,RL誌や2ちゃんねる,自分で調べたことなどをまとめました。

手っ取り早く言うと

  • 聞こえる→デジ簡,報道,国交省,本四高速,一般業務無線,一部のタクシーなどデジタル無線のごくごく一部
  • 無理→警察,消防,JR,海保,ほとんどの私鉄,タクシーなどなどデジタル無線の大部分

です。

要するに数多くあるデジタル無線のうち,マイナーなごく一部のものが復調できると思っていただければいいかと思います。

警察とか消防やJRを期待している方がおられたら,この先は何も得るものはないので見ない方がいいです。

AR-DV1で聞こえるデジタル無線

デジタル簡易無線

おおむね普通に聞こえます。

秘話がかかっている局も,ほぼ解読できます。

 

ユーザーコード(UC)も設定されていれば表示されるので,使用局側がチャンネルを変えてもUCでどの局かを特定するのが楽です。

しかし,AR-DV1はUCをメモリに登録できず,UCによる選択受信ができません

ICOMのものならできます。

 

また,一部解読できない局もあります。

解読できないのはアルインコの強化秘話らしいです。

さらに,

秘話+個別呼出設定のもの(アイコム製がダメらしい)

については,秘話コードは一応判明するものの,コードを合わせてもまともな音声になりません。

IC-R30やIC-R8600ならちゃんとした音声になります。

秘話コードの解読の仕方

まずDAモードかD-CRモードにします。

 

メインダイヤルを押します。

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画面の下に

D-CR ENC.CODE 00000

と表示されます。

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「MODE」キーを

D-CR ENC.CODE 00000

の00000部分が?でピコピコし始めるまで長押しします。

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あともうちょっとで分かりそうってなると?が3つになってピコピコします。

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解読すると,そのコードが表示されます。

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メモリーモードの場合は,そのまま1回「ENT」キーを押して,再度長押ししたら解読した秘話コードでメモリチャンネルが上書きされます。

一部のタクシー無線

タクシー無線は

で周波数を調べられますが,調べた際に

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F1Eの例

電波形式が「F1E」のFSK方式を使っている局だと受信できる可能性があります。

ちなみに「G1E」のPSK方式はダメです。

残念なことにG1Eの方が多数派です。

G1Eの例

また,F1Eでも受信できる局と受信できない局があり,こればっかりは受信してみないと分かりません。

受信できる場合,秘話はかかってないのでそのまますんなり聞こえます。

放置していればFSKタクシーはすべて受信できる(18/6/6修正)

復調できないFSKタクシーも裏技的な感じで受信できるようになります。

なんで受信できるのかはよくわかりません。

放置モードにするには(18/6/6修正)

長押しは不要だった,ひたすら放置すればよい

やり方はデジタル簡易無線のところで説明した秘話コード解読操作(モード長押し)をするだけなのですが,そこから実際に受信できるようになるまで数時間かかることもあります。

防災愛媛さんによると長押しは必要ないようです。

私も実際やってみたらできました。長押し不要です。

デフォルトでは聞こえないFSKタクシーを選んで,後はひたすら放置するだけです。

ただしモード突入成功まではやはり不安定で,数分でできることもあれば10時間以上かかることもあります。

モード突入用の周波数選びも大切

モード突入用の周波数選びも大切です。

私が当初解読できなかったのは選んでいた周波数が悪かったようです。

推測なのですが

音声+データ通信

をやっている局は,データ通信が解読の邪魔をしてしまうのではないかと。

当初私が実験用に選んでいたところはいずれもデータ通信ありのところだったのですが,試しに音声通話しかないところを選んでみました。

するとあっけなく復調できるようになりました。

スキャンと電源断でリセットされる

また,いったん受信できるようになっても,モードを切り替えたり電源を切ったりするとダメになります。

モード切替やVFO上の周波数変更は大丈夫です。

スキャンを実行するとダメになるようです。

放置モードを楽しむための方法

現状そんな不完全な放置モードですが,連続して?受信する方法が2ちゃんに出ていたので紹介しておきます。

IF出力ができる受信機をメイン受信機にして,AR-DV1は解読器として使うというものです。

 

今回私は,AR5000を使いました。

その例で説明すると,AR5000背面のIF出力(10.7MHz)とAR-DV1のアンテナ入力をつなぎます。

で,とりあえずAR5000で放置モード突入用の周波数(前述のとおり音声のみの局がよいでしょう)を選びます。

AR-DV1は受信周波数を10.7MHzにして放置します。

数時間後には解読できるようになるはずなので,以後AR-DV1はただの解読器になるので,さわらないようにします。

そしてAR5000に当該モードを使っている周波数をメモリしてスキャンさせます。

そうすると,それらの音声が復調できるようになります。

あきらめていた局が聞こえるようになったのでちょっと感動しました。

報道連絡波

聞こえますが,秘話コードを調べる必要があります。

なお,秘話コードは基本的に系列局で同じ(一部例外もあります)で,ヘリなんかはたまに他県の携帯基地局と交信しています。

ちなみに系列局毎に4波割り当てられているそうで,支局はその4波の中から1波か2波割り当てられているようです。

RANコードは支局毎に変えているようです。

海自450MHz連絡波の一部

この周波数はアナログとデジタルを両方使っていて,なおかつデジタルは受信できるものと受信できないものがあります。

ですから,AR-DV1で受信する時はDAモードで受信した方がいいです。

聞こえるデジタルの場合は何もしなくてもP25モードになって受信できます。

受信できないやつはケロケロはいうんですが,デジタル簡易無線のように秘話解読しようとしてもダメです。

どうやらAESという秘話がかかっているみたいです。

⇒一部訂正,この場合でも平文で交信することがあります。

国交省

390MHzにあったK-Cosmosの代替として最近整備が進んでいる140MHzの周波数です。

普通に聞こえますが試験通話と定期巡回くらいしか受信する機会がありません。

ホワイトニングコードがデフォルトと異なるようですが,AR-DV1なら受信可能です。

一般業務無線

・153.3125 – 153.3500

・365.6125 – 365.6375

・384.63125 – 384.65625

・413.55000 – 413.60000

あたりに新たに免許された局はDMRとかNXDNなので受信できるみたいです。

広島市内でもDMRを1局確認しています。

地域振興無線

これも一部ではDMR使っており,受信できます。

本四高速

本四高速はアナログのときからNEXCOとは違うシステムを使っていて,デジタルもNEXCOとは違うものを採用しているようです。

これも秘話解読すれば受信できます。

NTT連絡波

東京方面では受信できるそうです。

が,地方都市ではそもそも無線使ってないと思われます。

大昔アナログのときに何度か聞いたことはありましたが・・・

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聞けそうで聞こえないもの

海保300MHz連絡波

なんだかモードボタン長押しでいけそうな感じがするのですが,一部の自衛隊450MHz連絡波と同じでAESという暗号がかかっていて聞こえないそうです。

 

ちなみにこれは海自と相互連絡が取れるらしいですね,すごい。

総合通信局

以前は暗号化P25を使っていて最近DMRに変えたらしいのですが,やはり秘話がかかっていて受信できないそうです。

聞けないもの

警察,消防,電力,デジタル防災行政無線,NEXCO,デジタル列車無線,タクシー(G1Eのもの),デジタルMCAなどなど聞けないものの方が多いですw

警察や消防は無理にしてもNEXCOとか電車タクシーくらいは聞こえるようにしてほしいですよね。

でもここまで受信できるものは他にはありませんから,今後もAORさんには頑張っていただきたいです。

 

デジタル無線についてのまとめはこちらから

 

コメント

  1. 豚丼大好き より:

    このような記事の公開ありがとうございます。
    現在、趣味でラジオゾンデからの信号受信をしたいと思っており、良い機器を探しているのですが、
    この機種で受信できるか分かりますでしょうか。

    念の為、ラジオゾンデとは風船に付けて気象観測で使う機器で、以下のようなものです。
    http://www.meisei.co.jp/products/meteo/gpsrs11gh.html

    • 山根 厚介 より:

      コメントありがとうございます。

      私はラジオゾンデの周波数帯すら知らなかったので調べたところ,400MHz帯なんですね。
      そしてかの有名なKGさんのところにデコード用のフリーソフトがあるようですが,2013年現在で受信できないものも出てきたみたいです。
      現状はどうなのでしょう?ちょっと分かりません。

      AR-DV1は周波数帯的にも大丈夫ですし,検波出力もあるので,上記ソフトは使えます。
      しかしラジオゾンデの受信がメインなら,AR-DV1はオーバースペックで高すぎると思います。
      検波出力のある安い受信機となると,下記記事のようなDJ-X11とかが安めでいいのではないでしょうか。

      http://spy-station.blog.bbiq.jp/spy/2010/06/kg-rs-1834.html
      http://www2.plala.or.jp/hikokibiyori/soft/kgrs/index.html

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