SIMフリー端末を選ぶ際のポイント

SIMフリー端末を選ぶ上で後悔しないポイントを解説したいと思います。

対応バンド

特に海外の端末を買う際は,一番重要です。
日本の主なバンド,特に郊外でよく使われている周波数帯に対応していないものがしばしばあります。
買ったはいいけど,ちょっと郊外に出たら途端に通じなくなります。

格安SIMはドコモ系が多いと思うので,ドコモに限った話になりますが対応していないことが多いのは

   800MHz帯(バンド19,バンド6)(B19,B6)

です。
郊外や都市部の不感地帯をカバーしている周波数帯なのでこれがないとかなり痛いです。

CPU

人間でいうところの脳みそ。
数字が大きい方が新しい。
が,性能がよい=電池消費も激しい ということなので注意が必要。

周波数

たいしたことに使わないのなら1.7GHzでも問題ありません。
通常1.8~2.0GHzあれば大丈夫。

コアタイプ

  • デュアルコア(コアが2)
  • クアッドコア(コア4)
  • ヘキサコア(コア6)
  • オクタコア(コア8)

主流はオクタコア。

ただし,多ければいいというものでもありません。
同時に処理するような使い方をしないのなら,少ないコアで周波数が高いものの方が早いことも。

メモリ

パソコンでいうところのメモリ(そのまんまです)。人間でいうところの机。

机が広ければ広いほどいろいろなものを置けますが(=いろんなアプリを同時に使える),机が狭ければ置けるものに限りが出てくるので,いちいち引き出しにしまったり出したりをしなければならず処理が遅くなります。

スマホの進化にともなってメモリの消費も増えており,現在では2GBだと少ないです。
3GBあたりが標準でしょうか。
4GBあれば余裕があるといえます。

内蔵ストレージ

パソコンでいうところのHDD,データを記録するところです。
多ければ多いほどいいです。
カメラの高性能化等により,ストレージの消費量は年々増えています。

32GB以上は欲しいところ。
ただ,SDカードで補完できるものもありますし,カメラで撮ったデータはDropboxなどのクラウドサービスで即アップロードしてしまえばなんとかなります。
その辺は考えようです。容量少ない方が安いですからね。

バッテリー

多ければ多いほどいいですが,多くなる=バッテリーが大きくなる=重くなる ということなのでここもバランスが大切。

3000mAhは欲しいところ。
ただ電池容量だけではなくCPUやOSによっても消費電力が変わってきますからその辺の見極めが難しいところでもあります。
候補に挙がった機種のレビューを見る方がよいと思います。

Wi-Fi

安物だと5GHzに対応していないものがあるので注意。
Wi-Fiを使う機器が年々増えているので,2.4GHzは混んでおり速度に影響が出ることも多々あります。
反面5GHzはまだまだ使用者が少ない+チャンネルが多いためWi-Fiの性能も最大限使うことができるといえます。

ちなみに5GHz対応は

   IEEE802.11n/a,IEEE802.11a/n/ac

などと記載されています。

2.4GHzは

   IEEE802.11b/g,IEEE802.11b/g/n

などと記載されています。

NFC

おサイフケータイ(Ferica,日本ガラパゴス規格)が使えるSIMフリー端末は数えるほどしかありません。
でも,対応していたら便利です。

その他

一般的なSIMフリー端末の場合,防水,防塵まで対応しているものは少ないです。
京セラのTORQUEなみに防水,防塵でごつい端末もありますが,中華製でバンド6,19には対応していません。

まとめ

ディスプレイとかカメラは個人の趣向があると思うので省きました。

個人的に大切だと思うのは

  • 対応バンド(バンド6,19対応は必須。ここが足りないと話にならない)
  • メモリ(3GB以上,できれば4GB欲しい)
  • バッテリー(3000mAhは欲しい)

かなあと思います。

それらを満たすとなると安くて

   2~3万円

のモデルになると思います。
それ以下だと,何かしらが欠けていることが多いです。
逆に言えばそういう欠点に目をつぶることができるのなら,あえて格安モデルを選ぶのも選択肢の一つです。

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