警察官をやっていると変死現場へよく行きます。
中には死んで間もない事例もあり,もっと早く気づいていれば,と思うようなこともありました。
近くに住んでいれば,ちょくちょく様子を見に行くこともできるでしょうが,遠くに住んでいるとそれもなかなか難しいですよね。
ホームセキュリティで突然死を防ぐ
セコムやALSOKなどのホームセキュリティには,このような突然死を防ぐことが出来る高齢者を見守るサービスもやっています。
それにはいくつかの特徴があります。
緊急通報
ボタン付のペンダントをいつも携帯しておき,発作で倒れたり,転倒してけがをし動けなくなったときはボタンを押すだけで警備会社へ通報されます。
警備会社からの応答に応じられないような場合には,警備員が駆けつけてくるほか,状況によっては119番へ直ちに通報されます。
見守りサービス
トイレの前など毎日1回は必ず通る場所などにセンサーを設置して,一定時間そこを通る動きがないと,どこかで倒れているかもしれないという判断がされて警備会社へ自動的に通報されます。
つまりどこかで倒れてペンダントのボタンも押せないような場合でも,一定時間が経つと自動通報されるので,助かる率は上がるでしょう。
セコムの特徴
セコムのサービスには,基本的なセコムのセットも含まれており,窓やドアのセンサーや火災センサーも備えています。
高齢者の家は,旧式の石油ストーブを使っていたり,仏壇へろうそくを供えるのが日課だったり,火災の原因となるような要素がけっこうあります。
実際にそういった石油ストーブとかろうそくが原因の火災って多いです。
火災センサーがあればそういった面でも少し安心できます。

また,オレオレ詐欺や悪質な訪問販売など高齢者を狙った犯罪者が家に来るなど,身の危険を感じた時も,非常通報ボタンを押せば,押すだけでセコムへ通報,ガードマンが駆けつけてくるのでその点も安心です。
セコムの値段は,レンタルの標準的なもので月額4700円,初期費用64000円。
買取だと月額3000円,初期費用が177200円。
ALSOK
ALSOKのサービスは高齢者見守りに特化していてセコムのようなホームセキュリティ機能はありません。
その分値段が安いです。
レンタルプランだと月額2400円,初期費用11000円。
買取だと月額1700円,買取費用が47000円。
初期費用が0円のゼロスタートプランだと月額2960円です。
どっちがいいか?
値段でいうとALSOK圧勝です。
ただ,付加価値からいうとセコムでしょうね。
見守りサービスに加えて火災センサーがあったり,悪質訪問販売やオレオレ詐欺防止にも使える非常通報はなかなかよさそう。
この辺はそれぞれの家庭の環境に合わせて導入するのがよいと思います。
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